2008年4月23日水曜日

アリオンとは その2

実用車としてのアリオン

もともとアリオンのベースになっているのはオーパ/ビスタというトヨタ新世代のミドルクラスFFプラットフォームだ。

2700mmというクラス最長のホイールベース、ストラット+トーションビームというヨーロッパ製FF車のスタンダード的なサスペンション方式を採用(トヨタでも初代プリウスから順次採用されたサスの組み合わせである)、広大な居住空間などなどオーパ/ビスタはトヨタの中でも異色の存在だったのだが、販売は振るわずその後車名も消滅という事になってしまった。
ただその実用車としての魅力からか、いまだにオーパ/ビスタのファンは根強いものがあるようだ。

アリオンはその失敗を教訓にして(?)スマートなセダンのデザインを採用、インテリアも木目調パネルなどで保守層が好みそうなデザインで登場、トヨタの目論見は当たってセダン受難の時代に月に5000台近くを売る隠れたヒット作になった。

アリオンとは その1

アリオンのコンセプトを一言で言うと、「ちょっとお化粧をした実用セダン」。
ちょっとした車好きの人ならこのコンセプトをよく理解していないと後から後悔する事になるかもしれない。